【二子玉川 店】名古のポリッシュ
皆さまこんにちは。
二子玉川店の名古です。
先日の三陽山長の磨きのインスタライブは見ていただけましたでしょうか。
一連の磨きの流れを丁寧にわかりやすく解説しておりますのでまだ見てない方は是非こちらから
本日はライブの内容にもあった通りポリッシュに焦点を当て、私、名古の日々のポリッシュの仕方を公開します!!
ちなみに三陽山長ではオリジナルクリームだけではなく、オリジナルワックスも販売しております。
○特徴としては
・有機溶剤の使用は最小限
有機溶剤は少なからずも革にダメージを与えてしまいますが、その使用を最小限に抑えることで革へのダメージを少なくしています。
・シアバター配合
植物性油脂であるシアバターは保湿力が高く人の肌や髪への美容目的でも使用されており、配合することによって革の保湿を担います。
有機溶剤も少なく、シアバターが配合されることによって有機溶剤の嫌な臭いもあまりありません。自分もまだ小さい時に父親の靴のクリームやワックスの匂いが苦手だったので、まだ小さいお子さんのいる家庭や有機溶剤の匂いが嫌いな方には是非おすすめです。
普段自分が使用している整髪剤にもシアバターが入っており、なんて贅沢なんだ...とワックスと目が合う度に思ってます。
○使い方
本日は三陽山長オリジナルワックスを使用していきます。
準備
・三陽山長オリジナルワックス
・ポリッシュクロス
・水
ポリッシュクロスはTシャツ等、綿生地のものであれば代用可能ですが、理想としてはネル生地のようななめらかな生地の方がワックスを乗せやすく、ツヤも出るのでおすすめです。目が粗いとワックスを擦りとってしまったり、傷をつけてしまうのであまりおすすめはしません。
1.ワックスを少し多めにとる
クロスを少し湿らせ、ワックスの表面を軽くこするように、2回ほどとります。
2.伸ばす
とったワックスを大きく円を描くようにキャップ全体に均一に伸ばします。ワックスを乗せると上の写真のように表面がくもるのでそれを無くすよう塗り広げるようなイメージです。
3.繰り返し
1-2の作業の繰り返しです。
この時、両足を交互に行うと片足を伸ばしている時にもう片足のワックスが乾き、固まるので早く仕上げることができます。
3回目
4回目
表面に少しキズがつく場合は、クロスを湿らすか指を巻く位置を変えるとキズつきません。
と回数が増すにつれ、毛穴が埋まっていくのがわかります。新品やこれまでポリッシュをしたことがない靴はさらにあと数回繰り返すことが必要です。
この毛穴を埋める作業がワックスの土台を作るための工程で、化粧で言えば下地のようにこれからのお化粧への準備といった感じです。
毛穴を埋め、土台が完成したらいよいよラストスパートです。
4.表面を平らにする
キレイなツヤは表面のワックスが平らになっていないと出ません。なので、ここでワックスと水を使用していきます。
クロスをまだ使われていないキレイな面を使用しします。ワックスをとる際は1回軽く擦る程度、量としては1-3の工程の1/2〜1/3ほど、ここでは土台を作る訳ではないので多くの量は必要ありません。水は1回のワックスに対し、上の画像ほどの量を1回とし、2.3回ほど水を足しワックスを伸ばし、表面を平らにしていきます。
5.仕上げ
クロスのまだ使われていないキレイな面を使用し、水で磨きあげます。
小さく円を描く様に細かく表面を磨くことで、より平らに、滑らかになり光沢も深く出てきます。
最後に表面にくもりの様なスジが残っているかと思います。それは表面にワックスの油が残っている状態です。それも少量の水でキャップの外へ拭きあげるように逃し、終了です。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
ワックスの量を少なくすると下の画像のように革の目を活かした仕上がりにすることもできます。
私個人のほんの一例になりますが、よろしければお試しくださいませ。
三陽山長 二子玉川店の
公式ライン登録はこちらから
二子玉川髙島屋SC南館5階
TEL 03-5491-2347
営業時間 10時〜20時
担当 可知・佐々木・名古