【二子玉川店】お客様誂え靴〜PM会編
皆様こんにちは。
二子玉川店の可知です。
今日は久しぶりに早起きしましたが朝の空気が冷たく
冬を感じながらの出勤でした。
今回は二子玉川店で9月に行われたパターンメイド会、略してPM会でご注文いただいたシューズの出来上がりを皆様にご紹介させて頂きます。
先日のPM会では沢山のご注文を頂きこれから続々と出来上がって参りますので、随時こちらのブログでご紹介をさせて頂きます。
では第一弾の今回はお客様の思い出が詰まったモデルから誕生したこちらです!
こちらのモデルは三陽山長定番のダブルモンク源四郎をベースにオプションを用いてお客様のイメージを具現化した一足です。
今度は定番モデル源四郎との比較を。
右が定番モデル源四郎で、左がご注文いただいた
PM源四郎です。
デザインの変更点はつま先の切り返しのキャップを外してメダリオンを入れています。
このモデルを作るにあたりまして、お客様ご愛用の過去にお作りした源四郎からイメージを膨らませています。
それがこの源四郎です。
こちらは2006年4月に二子玉川店でご注文頂き、
今の源四郎の靴型はラストR2010ですが、当時はまだラストR201の時代でこの靴に使われている素材も当時しか入手出来なかったフランスのバーガンディカーフを使用しています。
大切に大切に履き続けて頂き早14年が経ち、そろそろこの源四郎の二代目をとお考えになられて今回の一足へと辿り着きます。
今回誕生した源四郎も先代と同じくバーガンディのレザーを使用。この革はPM会限定レザーのフレンチキップです。
この革は昨年秋に東京で行われたレザーフェアで出会い一目惚れし購入に至った革で、フランスから上質な原皮を輸入し、国内の腕利きタンナーが鞣しを担当し作られた革です。
キメの細かいフランス産原皮の良さを最大限に活かして本場にも負けない革に仕上がっています。
先代にあったつま先のキャップも今のお客様のスタイルにより合うカタチへと変わるべくキャップを外しメダリオンを入れています。
伝統的なスタイルにお客様のスパイスが入りブリティッシュな源四郎に新しい一面が現れていると思います。
そして、お渡し時の時の様子も。
PM源四郎に合わせてネクタイとシャツは過去に展開していた三陽山長のアパレルラインの物を合わせていらっしゃいます。
柔らかな生地感のチャコールグレーのスーツにタイの色目を拾った足下のバーガンディレザーがピッタリでした。
先代、二代目とどちらもこれからも共に歩んでいただきたいと願って、今回のブログを締めたいと思います。
お客様にはご注文、掲載の許可を頂き改めて感謝申し上げます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
それではまた次回のブログにて。