【二子玉川店】お客様誂え靴〜PM会編
皆様こんにちは。
二子玉川店の可知です。
9月に入り雨が続いて少し気温が下がって来ましたね。
体調を崩しやすい時期なので皆様もどうかお気を付けてお過ごし下さい。
本日もお客様からご注文いただいたパターンメイド
シューズの出来上がりを、皆様へご紹介させて頂きます。
今回は2足同時、加えて2足ともかなりスペシャルと来ています。
その答えはこれからお見せ致します!
モデル名:鷲六郎(内羽パーツコンビパターン)
木型:R2010
製法:フレキシブルグッドイヤーウエルト製法
素材:アッパーはフランスデュプイ社のルビーカーフ
、ライニングも同じくデュプイ。
アウトソールはドイツのジョン・レンデンバッハ社の
オークバーグレザーソールと多数のオプションが盛り込まれています。
更に細かく見て参りましょう。
この革の優しい色味のブラウン色、色に合ったデザインと仕様でとても美しい一足が生まれました。
ソールはパターンメイド会時、フレキシブルグッドイヤーウエルト製法をお選びいただくと可能な半カラス仕上げ。
そして、鋭い角度が付いた矢筈コバ仕上げ。
細部に至るまで手の込んだ仕上がりですが、
まだお客様の拘りは続きます。
つま先の穴飾りのメダリオンも通常仕様のデザイン
から変更しています。
ブラウンの革とマッチする様にソール周りの色も
同色のブラウンにして統一感を出しました。
初めに触れましたがライニングもパターンメイド会限定オプションのデュプイ社ライニング。
ブラウンの色味とも良い調和が取れていますね。
ここまでが一足目のご紹介になります。
かなり濃い内容でしたが、二足目は更に濃い内容になるかと思います。
モデル名:勘三郎
木型:R2010
製法:ハンドソーンウエルト製法
素材:ロシアンカーフレプリカのヴォリンカレザーにライニングはデュプイ。
アウトソールも一足目と同じレンデンバッハになります。
遠目からも伝わるヴォリンカレザーの持つ独特の
存在感。ヴォリンカレザーは数百年の時を経て現代に甦った特別な革でもあり、見る者を惹きつける魅力がある革だと思います。
その革に施された高い技術を必要とする手縫いのスキンステッチ。
サイドから見た時にもヴォリンカレザーを支える
ソールの力強い仕様。
コバはこちらも矢筈コバ仕上げにして靴の佇まいに変化を付けています。
硬さのあるヴォリンカレザーも靴の内側をデュプイライニングにする事で、柔らかな足当たりになりました。
最後はこの二足をお客様にお履きいただいた所を。
一足目のフルブローグ鷲六郎は柔らかさの中に秘めた
強さがある一足になりました。
二足目の勘三郎はヴォリンカレザーに加えてソールをスペード矢筈にした事で更に力強く輝きを増した唯一無二の一足になりました。
お客様には改めてご注文、掲載の許可を頂き感謝申し上げます。
この2足がどんな経年変化を見せるか、個人的にも
今からとても楽しみです。
最後に皆様にお知らせがございます。
この秋、まもなくパターンメイド会が始まります。
二子玉川店は9/17(金)〜9/25(日)の会期を予定しております。
パターンメイド会では新しい限定革が登場致します。
今回もスペシャルなレザーをご用意しておりますので、是非楽しみにしてお待ち下さいませ。
また詳しい情報はこちらのブログでご案内させて頂きます。
それではまた次回のブログで!
二子玉川髙島屋SC南館5階
TEL 03-5491-2347
営業時間 10時〜20時
担当可知・佐々木・名古