【日本橋髙島屋S.C.店】三陽山長のLASTについて
靴の"LAST"。
革靴愛好家の方には耳馴染みのある言葉じゃないでしょうか。
今回は、三陽山長が創業以来こだわり続けているLAST(ラスト)についてご紹介します。
ラストとは、日本では「木型」とも呼ばれる靴の原形となるものです。
(昔は木製だったため"木型"と呼ばれていますが、現在はプラスチック製が主流となっています。)
ラストは靴の履き心地において、大きな役割を持つ要素であり、革靴を長く愛用する上では自分の足と相性の良いラストを見つけることがとても重要です。
三陽山長で使われる5つの定番ラストをご紹介します。
◾️R2010ラスト(R2010Sラスト)
2010年に登場した三陽山長の定番ラストです。
抑えの効いた甲周り、絞られたふまず、小ぶりで丸みのあるヒールカップなど、三陽山長の特色が詰まったラストです。
R2010ラストは、サイズ展開や、ウィズ(Dウィズ〜Fウィズ)の展開も豊富で、足に合うサイズを見つけやすいのも特徴。
ローファーなど踵抜けしやすいデザインには、改良版の「R2010S」が採用されています。
小ぶりなラウンドトウに抑揚の効いたウエスト。
普遍的に美しいと感じるプロポーション。
左から、友二郎、弦六郎、勘三郎、源四郎、鹿三郎
◾️R309ラスト
三陽山長の中で、最も細身でスタイリッシュな印象のラストです。
こちらも2010年の登場以来、長く定番として愛されています。
R2010ラストと比べ、細身のサイズ感ですが、Eウィズの他に幅広のFウィズも展開しています。
スマートな印象のスクエアトウ。
足幅が細い人にもオススメです。
左から、友之介、一之介、煌之介
◾️R3010ラスト
2016年に「極み」コレクション用として開発され、2021年からはレギュラーコレクションで展開しているラストです。
特徴は、前述の「R2010ラスト」と「R309ラスト」の融合。
有機的な曲線と直線が織りなす洗練されたシルエットです。
全体のフィット感はR2010に近く、ボールジョイントから前方は直線的なスクエアトウです。
ノーズも長すぎず、クラシック回帰な気分に最適。
左から、友也、勇也、燕也、重也
◾️R2021ラスト(R2021Sラスト)
三陽山長が創業当時に使っていた「R202ラスト」の外観に近いボリューム感が特徴のラウンドタイプのラストです。
見た目に反して、後足部はコンパクトな作りでフィット感も良好。
ローファーなどのデザインには、改良版の「R2021S」が採用されています。
程よいボリューム感と履きやすさが相まって、最近支持率が上昇中!
左から、兼三郎、兼一郎、鹿三郎(R2021S Ver)
◾️R2013ラスト
2013年の登場から主にローファーに採用されているラストです。
「R2010ラスト」をベースに、より甲を低く抑えることで踵抜けしにくい設計になっています。
ボクシーなシルエットに、Uチップモカが好相性。
定番のローファースタイル!
弥伍郎
ご紹介は以上となります。
初めて三陽山長をお試しになる方、新たなラストをご検討されている方のご参考になれば幸いです。
当店では、フィッティングシューズも完備しておりますので、是非お気軽にお試しくださいませ。
三陽山長 日本橋髙島屋S.C.店
営業時間 10:30〜20:00
東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋S.C.新館5階
TEL:03-6281-9857
アクセス
・JR「東京駅」八重洲北口から徒歩5分
・東京メトロ 銀座線・東西線「日本橋駅」直結
・都営地下鉄 浅草線「日本橋駅」から徒歩4分