【二子玉川店】スタッフ誂え靴のご紹介
皆様こんにちは。
二子玉川店の森田です。
日を追うごとに桜の開花予想日が後ろ倒しとなりましたが、いよいよ東京の桜がほぼ満開になりました。
先週末はようやく春を感じる季節を実感出来たものの、最近は天気もあまり良くなく肌寒い花冷えの日が続いております。
今週末はお花見を予定されてる方も多数いらっしゃると思いますが、アウターを羽織るなどして体調管理にはお気を付けてお出かけ下さいませ。
春といえば桜、入学、花粉等を連想されるとは思いますが、三陽山長スタッフは口を揃えてパターンメイドオーダー会と即答致します!
いよいよ待ちに待ったオーダー会スタート日の4月12日(金)に迫って参りました。
そこで本日は皆様に一足早く、二子玉川店スタッフがこの春夏用に個人オーダーした出来立てほやほやのシューズをご紹介させて頂きたいと思います。
先陣はスタッフ古川がオーダーした外羽根フルブローグ「鷲伍郎」をご紹介致します。
モデル : 鷲伍郎
ラスト : R2010
レザー : 坂本商店姫路黒桟革×イルチア社アリカンテ
ソール : レザー
アップチャージ : 限定革、デュプイライニング、スペードソール、ダブルウェルト、フレキシブルグッドイヤー
スーツに合わせるクラシックスタイルのドレスシューズではなく、今回は日常的にオンオフ着用可能な外羽根フルブローグをチョイス。
特に春夏はカジュアル化がスピーディーに加速している現代社会において、外羽根の靴を選択するのも一つのアイデアだと言えます。
オフスタイルは勿論、ジャケットスタイルにも違和感なくコーディネートが可能な為、まさに二刀流シューズになっております。
セレクトしたレザーは兵庫県は姫路市に拠点を構える坂本商店が製造する「姫路黒桟革」
国産黒毛和牛の原皮を使用し、鞣しから仕上げまでを一貫して自社で製造されています。
型押しで出したシボに漆を手作りで塗り、乾燥と塗りを繰り返すことで漆の光沢とボリューム感が生まれ、色調とツヤの深みがより一層増した純国産素材です。
対してスエードはイタリアの老舗タンナー、イルチア社のアリカンテスエード。
フルブローグならではのコンビでのオーダーです。
近年LVMHグループの傘下に入ったイルチア社が手掛けた銀付きスエードの「アリカンテ」
アリカンテスエードは発色が良くて柔らかく、まるでシルクのような質感の素材です。
スエード表面はしっとりとした手触りで美しい色合いのスエードに仕上がってます。
型押しレザーとスエードレザーの相性は言わずもがな。
ウェルトはアッパー素材に負けないようカカトの周りまでぐるりと360度一周するダブルウェルトを採用。
ややバルキーな見え方になるのでデニムスタイルや、近年注目されている太めのトラウザーズと合わせても素敵です。
ソールは写真では分かりづらいですが、足裏全体を2枚で構成するのではなく前側のみ2枚で構成されたスペードソールへ変更。
シングルソールの様な返りを持たせつつダブルソールの様な重厚感を持たせたもので、ハーフミッドソールとも呼ばれてます。
続きましては紅一点女性スタッフ佐々木が誂えたローファー「弥三郎L」をご紹介致します。
モデル : 弥三郎L
ラスト : R2013L
レザー : アース社ダービー
ソール : ビブラム社ラバー
アップチャージ : 限定革、デュプイライニング、ダブルソール、ダブルウェルト
陽射しが照りつけるこれからの季節により引き立つホワイトレザーをセレクト。
気になるレザーは1842年創業のフランスはアルザス地方にファクトリーを構えるアース社。
家族経営時代からの伝統を守りつつ現在はシャネルグループの傘下となり、大資本から投資される革新の技術を駆使して最高級の皮革を作り上げてます。
アース社が手掛けるカーフの型押しレザー「ダービー」はフランスを代表するビッグメゾンもこの革を使用して商品を制作しているほどの高級レザーです。
雄仔牛のレザーに細かな型押しが施され適度な硬さが特徴的です。
因みにエルメスではヴォーエプソンと言う名で呼ばれております。
アッパーの白レザーを引き立たせるように、ウェルトとコバはあえてのナチュラルカラーを選択。
更に出し糸もアッパー色に合わせて白を指定。
写真では分かりづらいですが、ライニングもデュプイ社のナチュラルカラーにする事により色彩を合わせるのは勿論、ローファーならではの履き心地の向上を狙ってます。
スタッフ古川同様ウェルトはダブルウェルトを採用。
これからの季節にリラックスしたスタイリングを楽しめる様、パンツスタイルやスカートとの相性を考慮しての指示になります。
初夏からはボーダーのカットソーとデニムのペアリングも楽しめそうです。
ソールはイタリアはビブラム社のラバーソールをセレクト。
今回はカジュアルシューズに振り切ってるが故に、わざわざレザーソールにする必要は皆無です。
ラバーソールにする事により更なるリラックス感が生まれ、全体のバランスが高次元で保たれてます。
パターンオーダー会のスタートは4月12日(金)からですが、既に今回のオーダー会限定革の革見本は一部ご覧になれる状態です。
またサンプルシューズも全型はご用意出来ておりませんが、革サンプル同様一部のモデルはご覧になれるよう店頭に既に陳列済みですので、お花見の帰りに是非お立ち寄り下さいませ。
二子玉川髙島屋SC南館5階
TEL:03-5491-2347
営業時間 10時〜20時
担当: 古川 佐々木 森田
アクセス
●東急田園都市線/東急大井町線 「二子玉川駅」下車
●西口(国道246号方面)徒歩2分