【二子玉川店】 二子玉川店別注「勘三郎」
皆様こんにちは。
二子玉川店の森田です。
突然ではありますが、三陽山長の革靴といえばどのモデルを想像されますか?
誰しもが先ず頭に浮かぶのがストレートチップの「友二郎」
その次にUチップの「勘三郎」
そしてダブルモンクストラップの「源四郎」
まだまだ代表作はありますが、この3モデルが三陽山長の御三家と呼ぶに相応しい作品ではないでしょうか。
今回二子玉川店はその御三家の一つ「勘三郎」にメスを入れてみました。
モデル : 匠勘三郎
ラスト : R2010
カラー : ミディアムブラウン
ソール : ハーフラバー
サイズ : 6 (24.0 cm)~ 9 (27.0 cm)
製法 : フレキシブルグッドイヤーウェルト
価格 : ¥165,000(税込)
「勘三郎」がマスターピースと呼ばれる理由はやはりこの完成されたデザイン。
今回二子玉川店が別注するにあたってスタッフ内で何度も何度も協議を重ねた結果、リデザインする事は不可能と判断し革の色替えのみに致しました!(笑)
作りは三陽山長の上級ライン「匠」。
履いた瞬間から足に馴染むフレキシブルグッドイヤーウェルト製法となっております。
Uチップは1930年代頃に登場したと言われておりイギリスではカントリーシューズとして、フランスでは狩猟用として、アメリカではゴルフ用として使われるなど国によって独自の発展を遂げてきたそうです。
そんなバックボーンを持つUチップ「匠勘三郎」には、フランスはアース社の油分をたっぷり含んだグレインレザーのユタカーフとの相性は言わずもがな。
左が既存展開中の「匠勘三郎」、右が二子玉川別注「匠勘三郎」。
近年革の質が以前より落ちてきていると囁かれている中、この様な明るいブラウンをリリースするタンナーが少なくなってきているので非常に貴重なカラーとなっております。
「勘三郎」のディテールといえばやはりこちらのスキンステッチ。
スキンステッチとは革の表面に縫い糸を出さない技法になります。
その結果革断面に通った糸の部分が盛り上がり、この様にモコモコになります。
元々は縫い目を表に出さない事で、カントリーサイドで糸を引っ掛けて切れるのを防ぐ為の技法になります。
ソールは突然の雨や、滑りやすい路面でもグリップを発揮するハーフラバーを採用。
グレインレザーやスキンステッチ、ハーフラバー等カントリーシューズの意匠が随所に現れております。
色目も鮮やかなブラウンが故春夏の着用もおすすめですが、こちらの靴の良さを全面に引き立てるのはやはり秋冬ではないでしょうか。
ジャケットスタイルにフランネルのトラウザーズ、ざっくりとしたニットにコーデュロイトラウザーズの組み合わせにこの「匠勘三郎」の合わせを想像するだけでワクワクしてきちゃいます。
まだまだ暑い日が続きますが、少しずつ今秋の装いを考えるのも余裕のある大人の楽しみ方かと思います。
二子玉川髙島屋SC南館5階
TEL:03-5491-2347
営業時間 10時〜20時
担当: 佐々木 森田 菅野
アクセス
●東急田園都市線/東急大井町線 「二子玉川駅」下車
●西口(国道246号方面)徒歩2分